元ネタは大全集では「古今東西の航海士」。
ただ、「船乗り」「海将」「王子様」など、結構バラバラ。
キャラクタ名 | spell | 由来 | 備考 |
エンリケ | Henrique | エンリケ航海王子 (1394~1460) |
ポルトガル王ジョアン1世の第三子。1415年ごろからアフリカ西岸の探検、 インド航路開拓を奨励し、天文台や航海探検センターまで作った。 本人は船酔いがひどく、殆ど航海しなかった。 |
マゼラン | Magellan | マゼラン (1480頃~1521) |
ポルトガル人だが、スペインの援助で、彼の一行が船で世界一周した。 マゼラン本人は世界半周したところ、フィリピンで原住民に殺される。 「太平洋」の名付親。 |
ガマ | Gama | ヴァスコ=ダ=ガマ (1469頃~1524) |
ポルトガル人。喜望峰を回り、アフリカ経由でインドに着いた。 インド総督に任じられた直後病死。 |
マハン | Mahan | マハン (1840~1914) |
アメリカの軍事評論家・軍人。南北戦争で北軍で参加したのち、 ニューポート海軍大学の校長になる。 当時(帝国主義時代)の列強の政策に大きな影響を与えた。 |
フィッシャー | Fisher | フィッシャー (1841~1920) |
イギリス軍人。第一海軍卿。第一次大戦頃に活躍し、 フォークランド海戦の作戦に成功したが、政府首脳人と意見があわず辞職。 |
ティルピッツ | Tirpitz | ティルピッツ (1849~1930) |
ドイツの海軍軍人。要職を歴任、海軍次官として大洋艦隊の建設等、 ドイツを世界第二の海軍国にすることに成功。 第一次大戦で活躍したが、首相の政策と対立したため辞職。後、国会議員になる。 |
テイワ | Zheng He | 鄭和 (1371~1434?) |
明の武将。宦官でイスラム教徒。永楽帝の命令で1405年から1433年の間に、7回も南海遠征している。 行き先は、東南アジアやインド、アラビア半島に東アフリカ沿岸まで。 ヨーロッパの大航海時代より半世紀以上前に大航海を行っている。 |
ドレイク | Drake | ドレーク (1545頃~1596) |
イギリスの海将。元海賊。エル・ドラゴの異名を持つ。 ホーキンズの部下だった頃から名声を得、エリザベス1世から 様々な援助を受ける。1580年、イギリス人初の世界周航を達成。 後、海将となり、1588年アマルダ海戦でスペインの無敵艦隊を撃破。 |
元ネタは「外国人女性歌手」。アメリカ、イギリスの女性歌手が多い。
代表曲等は省略とする。
キャラクタ名 | spell | 由来 | 備考 |
ナタリー | Natalie | ナタリー・コール (1950~) |
アメリカの歌手。1975年デビュー。 ナット・キング・コールの娘。 |
マライア | Mariah | マライア・キャリー (1970~) |
アメリカの歌手。'90年デビュー。 7オクターブの声域を持つ歌姫と言われている。 |
ジャニス | Janis | ジャニス・ジョプリン (1943~1970) |
アメリカの歌手。伝説のロッカーと言われる。 ヘロイン中毒で死去。 |
オリヴィア | Olivia | オリヴィア・ニュートン=ジョン (1948~) |
イギリスの歌手。1966年デビュー。 ちなみに「オリビアを聞きながら」のオリビアは彼女らしい。 |
ケイト | Kate | ケイト・ブッシュ (1958~) ケイト=スミス |
知名度的には前者と思う。イギリスのシンガーソングライター。1977年デビュー。 後者は昔調べた時に出てきた方。アメリカの歌手。1927年デビュー。 |
サラ | Sarah | サラ・ヴォーン (1924~1990) |
アメリカの歌手。ジャズ歌手で1945年ソロデビュー。 肺がんで死去。 |
デビー | Debbie | デビー・ギブソン (1970~) デビー・レイノルズ (1932~) |
日本に縁が強いのは前者の方なので、恐らくこちらが正解。アメリカの歌手。 デボラ・ギブソンの名で女優としても活躍している。主にミュージカルに出演。 後者も女優だが、全米1位になった歌を歌っている。やはりミュージカルに多く出演。 |
リンダ | Linda | リンダ=ロンシュタット (1946~) |
アメリカの歌手。1969年ソロデビュー。 デビュー当時はカントリー歌手だが、次第にロックも歌うように。 |
元ネタはギリシャ神話の海神ネレウスと妻ドリスの間に生まれた
50人の娘たち「ネレイス」、複数形「ネレイデス」から。
キャラクタ名 | spell | 由来 | 備考 |
テティス | Thetis | テティス | 海の女神だが、オリュムポス山で育っている。大変な美人として有名で、 ゼウス、ポセイドン等も彼女と結婚したがっていたが、彼女の息子は必ず父より 偉大になると運命付けられていた為「たいしたことないが、 神々との信頼の厚い人間」ペレウスと結婚。アキレウス(アキリーズ参照)を産む。 |
ペルーサ | Pherusa | ペルーサ | 「持ってくる女」の意。物質と農場の女神 |
リューシアナッサ | Lysianassa | リューシアナッサ (リュシアナッサ) |
他にもポセイドンとエパポスの娘、あるいはエジプト王(ゼウスとイオの子)や ナイル河神の娘メムピスの娘の名前にもある。 |
メリテー | Melite | メリテー | 同名の別人が複数いる模様。 |
アムピトリーテ | Amphitrite | アムピトリーテ | アンフィトリーテやアムピトエリテとも。 ポセイドンの妻。もともとはポセイドンと結婚する気がなく、 巨人神アトモスに救いを求めていたが、最終的にイルカの熱烈な説得でポセイドンと結婚。 トリトン、ロデなどの子をもうけた。 |
ナウシトエ | Nausithoe | ナウシトエ | |
サオー | Sao | サオー | |
ガラティア | Galatea | ガラテア | 「乳色の女」という意味。シシリア島の沖合の海に住んでいる。 川のニンフの息子と恋に落ちたが、かねてよりガラテアを恋慕していた 一つ目の巨人ポリュフェモスが嫉妬し、彼を殺す。後、ポリュフェモスの子を産み、 その息子たちはそれぞれケルト人、イリュリア人、ガラティア人の祖となったとされる。 |
元ネタは元「サガの登場人物」。サガは北欧歴史・伝説が中心の散文物語の方。
物語とは言え、歴史上人物が多いですが、スペースの都合で該当人物が複数の場合は生没年省略します。
キャラクタ名 | spell | 由来 | 備考 |
エイリーク | Eirik | 赤毛のエイリーク 血斧のエイリーク エイリーク(ハーコン侯の子) etc. |
血斧はハラルド美髪王の子。 赤毛のエイリークは985年にグリーンランドを発見した。 |
ハールファグル | Harfagre | ハラルド美髪王 (860~933) |
「ハールファグル」は「美髪」の意で、彼のあだ名。 ノルウェー統一を果たした。 |
パールナ | Palna | パールナ・トーキ | デンマークのヴァイキング。ヴェンドランドという国の王ブーリスレイヴから 土地をもらい、そこに要塞堅固な港市ヨームボルグを建設。 |
アリンビョルン | Arinbjorn | アリンビョルン | 「エギルのサガ」に登場。エギルの親友。血斧のエイリーク王の部下だった。 エギルが処刑されようとするとき、懸命にエイリーク王に取り成しをし、 処刑を免れるようにさせる。後に、エギルとヴァイキング行をする。 |
エギル | Egil | エギル・スカラグリームスソン (910~990頃) |
アイスランド第一の詩人と呼ばれており、「エギルのサガ」 (サガの中でも最高傑作にあげられる作品)の主人公でもある。 醜く、黒毛で巨漢で怪力、はげ頭。彼の一族とノルウェー王家とは仲が悪く、 彼自身エイリーク王のお気に入りの部下や、王子も殺して逃げている模様。 処刑されようとするときにアリンビョルンに助けられる。 |
オーラーヴ | Olav | オーラーヴ・トリュグヴァソン王 オーラーヴ聖王 孔雀のオーラーヴ etc. |
オーラーヴ聖王はノルウェー王。 農民軍と戦い、敗れて死ぬが、その血が傷に触れると傷が治ったり、 墓の置かれた砂丘から薬効を持った泉が湧き起こったので、聖者として 崇拝されるようになる。 |
シグルス | Sigurdr | シグルズ (シグルド) |
北欧神話に出てくる英雄。「エッダ」にも出てくるが、「ヴォルスンガサガ」の主人公。 グラム(剣)を使ってファーブニルという竜を退治し、その血を浴びて不死身になった。 が、実は背中の1ケ所だけ血がかからなくて、そこを刺されて死んだ。 ワーグナー作曲「ニーベルングの指輪」の主人公ジークフリートとも。 |
スノリ | Snorri | スノリ・ストゥルルソン (1179~1241) スノリ |
前者はアイスランドの詩人。「スノリ」は「スノッリ」とも。 「スノリのエッダ」と、「ヘイムスクリングラ」(歴史書)等の作者。 後者は「エイルの人々のサガ」という短編集に、一番多くでて来る人物。 どこかの地方の首長で、政治上の駆け引きに長じた男だったという。 |